鹿角市で弓道の大会 13年ぶりの北奥羽総体

鹿角市で弓道の大会 13年ぶりの北奥羽総体

 弓で飛ばした矢を的に当てる弓道の大会が鹿角市で開かれ、出場者たちが日ごろ磨いた心技体を競いました。
 
 これは、北東北3県の10の市や地区が参加する「北奥羽総合体育大会」の競技の一つとして、20日に大湯体育館で開かれたものです。鹿角市は13年ぶりに北奥羽総体の主会場になっています。

 弓道競技には7つの地域から、オープン参加の高校生を含む60人あまりが集まり、個人、団体の成績を競いました。

 行われた「近的(きんてき)」と呼ばれる種目は、28メートル先にある直径36センチの的に矢を当てるもので、一人8本ずつ射る矢のうち命中した数が点数になります。

 選手たちは両足を開いて体を安定させるようにして立ち、的から目を離さずに弓をしならせてから、矢を飛ばしていました。

 的に当てることが目的のはずの弓道ですが、競技者たちは、「的に当てようとすると当たらない」と話します。

 力みや雑念なく行うことが重要なためだとし、そうして一回射るたびに高い集中力が必要な弓道は「立禅」と表現されます。

 15年ほどのキャリアをもつ、鹿角市八幡平の40代の男性選手は、「平常心を保つ力を磨いていきたい。日ごろの、気もちを落ち着かせたり、精神をコントロールしたりする時にも役立っています」と話していました。

 大会を運営した鹿角弓道会の兎澤悦雄(えつゆう)会長(76)は、「弓道をしていると、自分の内面を見つめたり、ものごとを正視したりできるようになると言われる。週1回、夜にけい古しているので、興味をもった人は見学に来てほしい」と話しています。

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