神輿の道を清める先払い舞 鹿角市八幡平

神輿の道を清める先払い舞 鹿角市八幡平

 地域を巡るみこしの行く先を清める民俗芸能「先払い舞」が、ことしも鹿角市八幡平で始まりました。

 鹿角市八幡平では、みこしが行く先の道を清める役割をもたせた「先払い舞」が4つの集落で受け継がれていて、それぞれ市の文化財に指定されています。

 そのうち長嶺集落では、舞い手を小中高生たちに依頼し、かつては20人ほどいたそうですが徐々に減っていて、ことしは小中学生4人が集まりました。

 19日の巡行では、黄色やピンク、オレンジなどをあしらった衣装を着た一行が地域の要所に着くたびに、太鼓のリズムが速くなって、舞いが始まりました。

 舞い手たちは体全体を大きく、そして機敏に動かしながら、躍動的に演じていました。

 見守っていた80代の女性は、「こうしてみんなのところに来て踊ってくれて、本当にありがたい。いつまでも続いてほしい」と期待していました。

 また舞い手を務めた中学2年の男子生徒は、「踊る人が減っても盛り上がりが変わらないように、元気に踊ろうとしています。長嶺の活気につながっていると思うので、できる限り参加を続けたい」と話しています。

 保存会の阿部康明会長(62)は、「行事があることで地域の人たち、子どもたちが顔をあわせて、絆につながっている。子どもがいなくても続けられる方法も考えています」と話していました。

 鹿角市八幡平の先払い舞はこの日、湯瀬でも行われたほか、来月には谷内、大里でも行われます。

(写真はクリックすると見られます)