立ち直りの支援を考える市民集会 鹿角市

立ち直りの支援を考える市民集会 鹿角市

 犯罪や非行の防止と、罪を犯した人の更生に理解を深める運動の市民集会が鹿角市で開かれ、参加者たちが地域でできることなどを考えました。

 これは、全国で行われている「社会を明るくする運動」に関する市民集会で、17日、花輪の複合施設「コモッセ」には、保護司会や更生保護女性の会の会員などおよそ100人が集まりました。

 主催者のあいさつで笹本市長は、運動で欠かせないことについて、「一人一人が地域に関心をもち、声を掛け合い、見守り合う大切さを改めて認識すること」と述べ、協力を求めました。

 また内閣総理大臣のメッセージを鹿角高校3年、小田島有(ゆう)生徒会長が読み上げ、「更生保護の取り組みや意義に関心を寄せてください。そして安全、安心な社会の実現のため、それぞれの立場でできることに思いをはせ、一歩を踏み出してください」と呼びかけました。

 続いて、罪を犯した高齢者や障害者の社会復帰を支援している秋田県地域生活定着支援センターの豊澤公栄センター長が講話し、支援してきた165人のうち犯罪を繰り返していた人の割合が75%にのぼることを説明しました。

 理由として、住む場所や、食べもの、仕事、それに頼れる人が周りにないことを挙げ、「孤立させず、つながり続ける支援が大事になっている」と述べました。

 そして周りができることとして、「必要な距離感で見守り、支える活動に参加することです。罪に問われた人の背景も考え、どのような支援をしたらよいかを考えてほしい」と呼びかけました。

 来場していた保護司の70代の男性は、「集会の参加者が減っているので、地域の関心が薄れていることを心配している。立ち直りを見守る活動を、広い運動にできるといい」と話していました。

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