広島出身の鹿角市の市長が平和の尊さを訴える催しに参加し、一人一人が平和のために具体的な行動を起こす重要性などを話しました。
この催しは、命と暮らしを守る活動をしている地元の団体が、17日に花輪の「コモッセ」で開いたもので、関心をもつ人およそ30人が集まりました。
原爆の残酷さを後世に伝えようと、被爆者と広島市の高校生が絵画を共同制作している活動「原爆の絵」の作品の展示を毎年行っており、ことしはその催しのなかで、被爆地出身の笹本市長を招きました。
笹本市長は18歳まで暮らした広島市では、8月6日が近づくと地域全体が被爆を思い起こす雰囲気に包まれること、8月6日は市内の様々な場所で慰霊祭が行われていることなどを紹介しました。
また、バスを一緒に待っていた人や公園で居合わせた人などから被爆経験が自然と語られることも示し、「どの人も必ず話の最後に、戦争だけはやっちゃいけんよと話す」と述べました。
最後に、戦争がいまも世界で起きていることにふれ、「日本がどういう方向に進むかは、我々の行動につながっている。一人一人が平和のためにできることを考え、行動してほしい」と呼びかけました。
主催した新日本婦人の会鹿角支部では、「広島の平和をめざす取り組みを知ってほしくて、市長を招きました。平和のためにどう行動するべきかを大勢が考えられるといい」としています。
いっぽうコモッセの広場には、活動団体から借り受けた「原爆の絵」35枚が展示されていて、原爆がもたらした悲惨な光景をとおし、平和の尊さを訴えています。
この展示は19日までコモッセで、22日から25日までは鹿角市毛馬内の十和田図書館で行われ、自由に見学できます。

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