農業の労働力不足が問題になるなか、鹿角市八幡平の個人経営者が、外国人材の活用を始めました。この地域の先進例として注目されそうです。
八幡平長牛(なこうし)の綱木裕一さん(41)は、個人としては県内でもトップクラスのおよそ53アールのハウス栽培を、フルーツトマトなどで行っています。
繁忙期を中心に15人ほどを雇用するなか、人材探しは知人やスタッフの紹介でまかなえていましたが、ことしから外国人材の活用を始めました。
市によりますと、市内の個人経営の農業者で、外国人材の活用は珍しいということです。
理由について綱木さんは、「人口減少が進む鹿角で10年先、20年先は人を探せなくなる可能性がある。今のうちに道をつくろうと考えた」と話します。
活用した国内最王手の農業向け外国人材の派遣会社は、派遣される人材を指名できるため、指導した内容、時間が、翌年以降もいきる見とおしです。
15日からは、インドネシア人の女性2人の就労が、3か月間の予定で始まりました。2人とも日本での就労は2か所めだということです。
綱木さんによりますと、2人は宗教上の食事の制限などがありますが、「日本語が上手だし、仕事ぶりがまじめで、教えたことの、のみ込みも早い」そうです。
就労を始めた20歳の女性は、「トマトの作業は、最初は難しいですが、慣れるとスムーズにできます。夏祭りの花火も楽しみです」と話していました。
ことしは県のトライアル補助金を使えますが、外国人材は日本人よりも労務単価が高い傾向にあり、仕組みづくりが重要になりそうです。
綱木さんは、「雇用面も含めた持続可能な農業にしたいし、地域の人が減るなかでも古里の農地を守っていきたい」と話しています。

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