東北森林管理局はことし秋のブナの結実の予測を発表し、秋田については、豊作としました。関係機関では来年のクマの出没が増える可能性が高いとし、ことしのうちにできることへの協力を求めています。
東北森林管理局は福島を除く東北の5つの県の145か所で、ブナの開花状況を調査し、秋の結実の予測を判定しました。
今月7日の発表で秋田については、50の調査地点のうち、木の全体にたくさんの花がついていた場所が半数以上の27か所にのぼり、木の上の方に多くの花がついていた12か所をあわせると、およそ78%を占めました。
対して、ごくわずかに花がついていた場所が11か所、まったく花がついていなかったところはありませんでした。
このためことし秋のブナの結実の予測について、4段階のなかで最も多い豊作と判定しました。
秋田以外では、青森が並作、ほかの4つの県が豊作でした。
秋田の豊作の判定は、4年前以来です。また直近10年で豊作の判定は、2回めです。
ブナの実は冬眠前のクマの重要な栄養源のため、豊作の年はクマの個体が進み、対して凶作の年はクマがエサを求めて人里に出没する傾向が指摘されています。
鹿角市農地林務課では、「この秋の山の実りでクマの繁殖が進み、個体数が増えて、来年の出没の増加を危ぐしている」としています。
そして、「ことしのうちに、里に居ついているクマが人の生活圏に来ないようにしたい。身の回りのクマのえさになるもの、クマが身を隠せるような場所をなくすようにしてほしい」と呼びかけています。







