多感な年代の中学生たちに読んでほしい本を、いわば本のプロたちがおすすめする催しが鹿角市の中学校で行われています。
「15歳の君へ薦める100冊」と題したこの取り組みは、中学生たちに、比較的に時間に余裕がある夏休みに本に向き合ってもらおうと、市の図書館が行っているものです。
ことしも本のプロ、図書館のスタッフたちが100冊を選び抜いてリストを作り、市内の中学3年生全員に配布するとともに、希望した学校を訪れて一部を紹介しています。
8日には八幡平中学校で催しがあり、全校およそ60人を前に、職員3人があわせて9冊を紹介しました。
武者小路実篤の小説「友情」の紹介では、主人公の男性が親友の男性に恋の相談をもちかけたところ、親友と片思いの女性の距離が縮まっていく皮肉なストーリーを示しつつ、職員は、「最後まで続きが見逃せない」と述べ、読書意欲を駆りたてました。
また辻村深月の小説「この夏の星を見る」では、コロナ禍で行動制限を受けている中高生たちが、星の観察をつうじて、オンラインでつながりを広げていく流れを紹介し、「同じ目標に進み、出会いを生み出す姿にすがすがしさを感じ、感動します」と興味を誘いました。
聞いていた2年の女子生徒は、「AIに関する本の紹介で、AIが完ぺきではないと言っていたことが印象に残っています。読んでみたい」と話しました。
市立図書館では、「人生をより深く、豊かに生きる一冊に出合うきっかけを提供し、読書や、図書館の利用につなげたい」としています。








