消防団員たちが放水までの速さと正確さを競う大会が鹿角市で開かれ、選手たちが日ごろの備えの成果を発揮しました。
全国で消防団員不足を受けた負担軽減策が進むなか、鹿角の大会はことしから、種目が3つから1つに減らされました。
ただ意欲のある団の挑戦の道を閉ざさないように、鹿角市の団は新たに、希望した班すべてが出場できる枠を設けました。小坂町の団は従来どおり、町内の予選を設けています。
5日に鹿角市役所の駐車場で開かれた78回めの大会では、小型ポンプ操法の部が行われ、鹿角市からは希望枠の2つを含む10の班が、小坂町からは2つの班が出場しました。
団員たちは無駄のない動きでホースをポンプや水槽につなぎ、的に向けて放水していました。
優勝は小坂町の上川原班で、13連覇と堂々の成績です。また希望枠で出場した鹿角市の2つの班は2位と4位に入り、こちらも健闘が光りました。
準優勝した八幡平湯瀬の班は、活躍できる選手がそろっていると考えエントリーし、団員同士で遠慮なく意見を言い合いつつも結束し、いい緊張感のなかで練習してきたそうです。
終了後、選手たちは結果を悔しむいっぽうで、実力を出し切れたと充実した表情を見せていました。
指揮者を務めた成田樹(いつき)班長(44)は、「大人になっても打ち込める場があるのはうれしいし、結果が出れば喜び合える。ここでつくった絆が、地域のいざという時に役立つと思う」と話しています。

(写真はクリックすると見られます)







