米代川の異例の濁り、原因特定し対策へ 林野庁

米代川の異例の濁り、原因特定し対策へ 林野庁

 鹿角市などを流れる米代川で異例の濁りが発生している問題で、林野庁は発生源を特定し、対策を講じると発表しました。

 林野庁の30日の発表によりますと、原因は岩手県八幡平市の国立公園内にある「智恵(ちえ)ノ沢」上流の崩落です。

 今月17日の現地調査で、高さおよそ170メートル、幅およそ50メートルにわたる、のり面の崩落が確認されました。

 地熱によって岩石がもろくなり、風化して崩れたことが原因と推測されています。

 現場の沢にはおよそ1万8千立方メートルの大量の土砂がたまっており、これが流出することで濁りが生じているとみられています。

 林野庁は応急策として、下流にある治山ダムに、濁った水の流出を減らすネットを、可能な限り早い時点で張るとしています。

 その後、本格的な対策として、たまった土砂の流出を抑制するための何らかの工事を施す方針です。

 米代川の濁りをめぐっては、鹿角市八幡平の浄水場の調査では今月1日にピークとなり、農作物への影響などを心配する声が上がっていました。

 秋田県や鹿角市の今月上旬の川水の調査では、人の健康や稲に影響を与える成分は見つかっていないということです。

 今後、林野庁が沢水に含まれる物質、水質と、濁りの度合いについて、現場近くで継続的に調査していくとしています。

 林野庁では、「原因が確認できたので、上部組織と相談しながら対策を検討していく」としています。


林野庁提供
(写真はクリックすると見られます)