地域唯一の高校に内外から生徒を呼び込もうと、魅力化のビジョンをつくっている市が、検討のまとめ役となる委員会を設置しました。
鹿角市と小坂町の3つの高校が統合し、おととし開校した鹿角高校ですが、少子化による定員割れが続くことが懸念されています。
そこで市は、高校、行政、地域の一体の行動で学校の魅力を高め、生徒を呼び込もうと、ビジョンと実行計画を今年度中につくることにしています。
そのビジョンづくりでは、検討のまとめ役となる委員会と、市民、中高生によるワークショップで話し合うことにしていて、第一回の検討委員会が24日夜に市役所で開かれました。
検討委員会には高校のほか、地元のPTA連合会、小中学校の校長会、産業団体、行政のそれぞれ現場責任者の立場の12人が委員に迎えられました。
委員たちは取り組み方針や流れを確認したあと、4人程度ずつのグループに分かれ、理想の環境や生徒像、また魅力化で自身ができることを挙げ合いました。
理想の生徒像には、愛郷心をもっていること、地域、学校を自信をもって紹介できること、考える力を高いことなどを指摘する声がありました。
また具体的な学校の取り組みとして、生徒たちが地域に出向き、人間力を育む特別授業や、地元の伝統芸能の継承をめざす学科の設置などの提案がありました。
参加した男性は、「卒業後、この地域を出てもいずれ戻って、活力ある地域をつくってほしい。そのために地域の人たちがいま、高校生を支えるという発想が欠かせないと思う」と話していました。
笹本市長は、「地域の人たちが高校生を第二の家族と思うようなまちをつくっていきたい」と話しています。

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