秋田と岩手にまたがる国立公園の八幡平で山開きの催しがあり、国立公園指定70周年の節目の年の安全とにぎわいを祈念しました。
八幡平は、火山の地形と原生林が多く残り、美しい自然景観と豊かな生態系が貴重だとし、昭和31年に十和田国立公園に追加指定されました。
新緑、紅葉、高山植物などの自然探勝や、登山、温泉、スキーを楽しむ人たちが大勢訪れていて、近年はドラゴンアイの人気で海外からの来訪も増えました。
登山シーズンの本格化を告げる山開きの催しが、ドラゴンアイの混雑を避けて例年に比べ3週間あとの20日にあり、9.5合めにある山頂レストハウスに関係者およそ100人が集まりました。
シーズン中の無事とにぎわいを願う神事に続き式典が行われ、鹿角市の笹本市長は、「八幡平の大自然は、世界に誇るべき宝です。四季を通じた魅力を体感してもらいましょう」と呼びかけました。
続いて記念登山が行われ、鹿角市と岩手県八幡平市の山岳会員およそ30人が、秋田側と岩手側のそれぞれのルートから頂上をめざしました。
百名山の眺望とすがすがしさは格別です。参加者たちはふもとの暑さをよそに、景色や高山植物を楽しみながら登山道を30分ほど歩き、標高千614メートルの頂上にたどり着きました。
そして山岳会同士でピッケルを交換したり、バンザイをしたりし、70周年を祝いました。
鹿角市山岳会の岩城淳一会長(53)は、「八幡平はなだらかで、だれでも気軽に登れます。湿原や花を楽しみながら登ってほしい」と誘っています。
この日秋田側では、70周年を記念したガイドツアーやコンサート、温泉入浴の無料サービスなども行われ、節目の年を盛り上げました。

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