世界先進の緑化手法で植樹 小坂町

世界先進の緑化手法で植樹 小坂町

 かつて煙害で緑を失った小坂町の旧鉱山の敷地で、森を再生する植樹祭がことしも行われ、世界でも先進的な緑化手法で千200本の苗木が植えられました。

 これは、鉱山を引き継いだ小坂製錬とDOWAホールディングスが19年前から続けているもので、これまでに2ヘクタールあまりでおよそ6万5千本を植えています。

 ことしの催しが19日にあり、地元の小学生や老人クラブの会員、会社の従業員などおよそ270人が、旧鉱山の敷地に用意された植樹会場に集まりました。

 開会式で参加者たちは、「ハウチワカエデ」「イタヤカエデ」など、この日植える木の名前を楽しそうに叫びました。

 そしておよそ4アールの植樹会場で、古くからこの地域にあるホオノキやブナなど13種類の苗木千200本をていねいに植えました。

 小学5年の女の子は、「苗が倒れることがないように、深く埋めました。ここが自然豊かな場所になってほしい」と話していました。

 この催しは、国際生態学センターの博士、目黒伸一さん(61)がスタート時から指導していて、「本物で、強い森をつくる」という理念から、様々な樹種、樹齢の木を近い距離で植える、混植、密植という手法をとっているのが特徴です。

 目黒さんは、「かつて50センチほどだった木が、今や15メートルほどまで生長している。これほどの規模、しかも鉱山跡地という厳しい条件下の成功は世界の先がけであり、海外でも注目され、調査も来ている」と話しています。

 そうしたこともありこの植樹祭は、昨年度の秋田県環境大賞に続き、今年度の環境大臣表彰の受賞が決まるとともに、来年秋田県で開かれる全国育樹祭の記念行事の一つに設定されました。

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