鹿角市は生活の脅威となっているクマの出没対策について、市民との連携のもとで進めたい考えを議会に示し、協力を求めました。
15日に行われた市議会の一般質問では、クマ対策を複数の議員が取り上げました。16日も複数の議員が取り上げることになっています。
15日の答弁のなかで市側は、市だけによる対策は難しいとし、市民への協力を求めました。
児童、生徒の通学における不安を訴えた議員に対し市側は、「登下校は第一義的には保護者の責任のもとで行われるべきものであるが、学校、市も安全性を図るため、クマよけ鈴の配布や緩衝帯の整備、忌避剤の設置など対策を講じている」とし、それぞれの立場による連携で事故を防ぎたい考えを示しました。
また、川や用水路が獣道になっているとし、対策として草刈りを求めた議員に対しては、「市がすべてを行うのは難しく、燃料費の補助などの制度を利用してもらいながら市民にも行ってほしい」と協力を依頼しました。
このほか市は市民への協力の求めとして、自身の身を守る行動のほか、クマを誘引する木の伐採、においが出るものを屋外に放置しないこと、適正な時間のごみ出し、それに入山禁止になっている山に立ち入らないことなどを呼びかけています。
市によりますと、ことしの市内でのクマの目撃の報告は先月末までで32件あり、年間をとおして過去最多だった去年の同じ時期の24件を大きく上回っています。
幸い人身事故は起きていませんが、クマの出没がことしは早く始まり、また市街地での目撃も出ていることから、市が厳重な警戒を呼びかけています。







