今月上旬、鹿角市などを流れる米代川で異例の白濁が確認された件で、市が詳細な水質調査をした結果、安全性に問題がなかったことが分かりました。
これは、米代川の上流、岩手県八幡平市の兄川(あにかわ)から、白に近い灰色に濁った水が流れていたものです。
鹿角市が八幡平玉内の浄水場で行っている観測では、濁りのピークは今月1日の深夜で、濁りの度合い、濁度が通常の2度から3度程度に対し350度まで上がっていました。
浄水場は引き込んでいる川の水を常時調べていますが、今回の件を受け、臨時で詳細な調査を行い、結果が11日に判明しました。
まだ濁っていた4日に採取した水を専門機関が分析した結果、水道法に基づく38の検査項目すべてで基準を満たしていることが確認されました。
アルミと鉄の値が通常の検査の時に比べわずかに高かったものの、健康に影響がないレベルで、またこの2つは環境基準の項目にも含まれていないということです。
いっぽう、濁りの原因となった場所の特定は、難航しています。
濁った水は兄川の支流、智恵(ちえ)の沢の上流から流れていたことは分かっていて、林野庁が沢の下流側と、山頂側の二方向からの踏査と、ドローンによる上空からの調査を続けていますが、11日夕方までの時点で発生源の特定には至っていません。
林野庁岩手北部森林管理署では、「原因を特定し、対応について上部組織と協議する」としています。
濁りは徐々に収まっており、浄水場での濁度の測定では11日午後4時の時点で、通常並みの3度まで低下しています。
また鹿角市河川漁協によるパトロールでも11日夕方までで、魚に関する異常は確認されていないということです。

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