鹿角の作付け初年は1軒のみ 県ブランド米「サキホコレ」

鹿角の作付け初年は1軒のみ 県ブランド米「サキホコレ」

 秋田県が極良食味米として開発したブランド米「サキホコレ」がことしから鹿角市の一部でも作付けできるようになりましたが、参入は1軒にとどまっています。高価格の販売で営農意欲を高めてもらおうと、県が作付けを呼びかけています。

 サキホコレは、高品質で、高価格での販売をめざして県が開発したブランド米です。

 一定以上の品質のコメだけを流通させるため、推奨地域が設けられていて、現在、試験栽培を経た、23の市町村の8万6千ヘクタールあまりが該当しています。

 鹿角地域では鹿角市花輪の一部がことしから作付けできるようになり、県が募集していましたが、参入は1軒にとどまっています。

 コメを栽培する13ヘクタールのうち1ヘクタールで導入した花輪狐平(きつねたい)の兼業農家、石井将春さん(38)は、「せっかく秋田で売り出している新しいブランド米であり、挑戦したいと思った」そうです。

 これまでも特別栽培米を作付けしており、技術面に関しては、「不安はなかった。今のところ順調に生育が進んでいる」ということです。

 市内の作付けが1軒にとどまっていますが、石井さんは、「しっかりとサキホコレの条件で収穫でき、価格でも評価が得られるならば、来年以降も取り組みたい」と期待しています。

 県によりますと、サキホコレの作付面積は徐々に増えていますが、栽培している人の数は頭打ちの状態になっていて、ことし作付けしている人数の922人は、おととし、去年とほぼ変わっていません。

 その背景について県は、コメの価格高騰と重なったため、栽培に慣れているほかの品種でも一定の収入が得られていること、またサキホコレが肥料を減らすなどの規定があることを理由に、ちゅうちょしている人がいることなどを挙げています。

 秋田県水田総合利用課では、「高い技術でコメを作っていることを、当然のことと考えて栽培している農家が秋田には多い。そうした誇りで、秋田の最上位の品種に取り組む人が増えてほしい」と期待しています。

 来年産の鹿角市内の作付けでは、ことし8月末までに、県鹿角地域振興局農業振興普及課(電話23・2123)へ申し込むよう呼びかけられています。

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