コメ不足で寄付伸び悩み、戦略展開へ 鹿角市へのふるさと納税

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 鹿角市の昨年度のふるさと納税の寄付の受け付けが、返礼品の取り扱いを充実させた令和元年度以降、最も少なかった一昨年度とほぼ同規模となりました。市は今年度、所管を産業の部署に替え、戦略的に進める構えです。

 鹿角市の昨年度のふるさと納税の寄付の受け付けは、件数が1万4千件あまり、寄付額が2億9千万円あまりでした。

 前の年度に比べ、件数はほぼ同規模でしたが、寄付額はおよそ4千500万円、率にして13%あまり減りました。

 市は返礼品の企画やPRを令和元年度に業者に委託したところ、寄付が大幅に増え、令和4年度と5年度は件数が2万件を超えていましたが、ここ2年は令和元年度以降で最も少ない1万4千件台にとどまっています。

 昨年度の低調の要因について市は、コメの高騰による品薄を受けて、返礼品で十分な量を確保できなかったことや、高額寄付のメニューの件数が減ったことなどを挙げています。

 いっぽう、ふるさと納税は人口減少などで自治体の収入が減るなかで貴重な財源になるほか、返礼品をとおして地域をPRできるとし、力を入れる自治体が増えています。

 鹿角市も新年度に所管を企画から産業の部署に替え、課題の解決策や新たな取り組みを交え戦略的に進める方針です。

 返礼品の品薄の対策では、農協など大口の納入者を受け入れたほか、納税者の先行予約に柔軟に対応できるようにする計画です。

 また、市内に宿泊した人が、宿泊料金をふるさと納税で決済できる仕組みをことし3月に導入し、宿泊施設でPRを始めました。

 鹿角市産業活力課では、「ふるさと納税を通じて地域の稼ぐ力を高められるよう、産業振興の視点から戦略的に推進していく」としています。

 いっぽう去年12月に始めた、使い道をクマ対策に限定し、返礼品がない、ふるさと納税は昨年度に、105件、21万円の寄付がありました。