小坂町のテーマパークで修復されたディーゼルカーの一般公開が始まり、訪れたファンたちが美しい仕上がりを喜んでいました。
修復されたのは、昭和37年に製造され、昭和63年まで走っていたディーゼルカーで、小坂鉄道の顔とも言える存在でした。
町立の小坂鉄道レールパークに傷んだ状態のまま置かれていましたが、全国区の知名度を誇る寝台特急の補修が終了し、いよいよおととし12月から修復が進められてきました。
車体と床下の機械の塗装などが終わり、先月末の報道機関への公開に続き、6日には一般にお披露目するセレモニーが行われました。
高校3年間の通学中に客車からディーゼルカーに替わったという細越町長はあいさつで、「有形無形の資産や記憶を未来に引き継ぐことは責務と考え、修復しました。多くの人に見に来てほしい」と述べました。
そして合図で序幕が行われると、車体の表面を整えるとともに、かつてと同じ朱色とオレンジに美しく塗り直された姿が現れ、訪れた家族連れや鉄道ファンから拍手が起きました。
山形県酒田市から訪れていた小学5年の男子児童は、「そばで見ると迫力があるし、細かいいろいろなパーツが見られて楽しい。活躍していたころの歴史も知りたい」と話していました。
また町内の50代の男性は、「これに乗って大館に遊びに行ったり、家のそばを走っているのを見ていたので、こうして元の姿が戻ってうれしい。当時を知らない子どもたちに見せて、様子を教えてあげたい」と話していました。
修復に協力した、ファンたちの会「小坂鉄道保存会」の千葉裕之会長(63)は、「悲願を達成して、感慨もひとしおです。今後は、機関車で引っ張ってホームへの入線を再現したいし、車内も直して、当時を思い出せる空間にしたい」と話しています。

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