地元の伝統芸能を覚えて発表する機会をもとうと、鹿角市の中学校で生徒たちが、500年の伝統をもつとされる神楽にふれています。
鹿角市の尾去沢中学校では6年前から、地域の歴史にふれるとともに、人前で発表する力を高めようと、選択した生徒たちが「大森親山(しんざん)大権現舞」にふれる体験をしています。
今年度は全校44人のうち12人がこれに取り組んでいて、8月のイベントと10月の学校祭での発表が目標です。
5日の練習では、演奏と獅子舞のパートそれぞれで確認したあと、合同練習が行われました。
太鼓、鉦(かね)、笛の奏者たちは、長く続く曲の演奏のなかで、一定のリズムをそろえ続けることがポイントになっており、保存会の大人たちの指導をもとに、黙々と練習していました。
保存会によりますと、地区に住む人が減るなかで担い手の確保が難しくなっているそうで、中学生たちが興味をもつことを大いに歓迎しています。
3年連続で笛の奏者を務める3年の女子生徒は、「笛の音が華やかだと思って挑戦しました。喜んでもらっているのでやりがいを感じているし、将来も機会があったら演奏したい」と話していました。
保存会の黒澤文男会長(79)は、「集落に若い人が少ないので、頼もしく感じています。本物の神楽にも参加したいと思う人が出てきてほしい」と期待しています。
学校では、「地域の人たちが大事にしてきたものにふれられることを貴重と感じ、将来、継承を担ったり、古里の誇りの一つと感じていてほしい」としています。

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