米代川が異例の白濁、農家が懸念 鹿角市内など

米代川が異例の白濁、農家が懸念 鹿角市内など

 鹿角市などを流れる米代川の上流部で、異例の白い濁りが続いています。関係機関が原因の特定と水質調査を進めていて、水道水が簡易調査で問題はないとされるいっぽう、田植えの時期を迎えた農家からは不安の声が上がっています。

 3日、鹿角市内の米代川の各地で、川の水が白に近い灰色に染まっています。

 濁りは、岩手県との県境を越え、八幡平市兄畑で本流と分かれる兄川(あにかわ)の上流部で発生しているとみられ、少なくとも県境からおよそ7キロ先の「兄川第一砂防ダム」周辺では確認されました。

 林野庁岩手北部森林管理署は3日に関係機関からの問い合わせで把握し、車やドローンを使って、発生場所と原因の調査を始めたということです。

 森林管理署では、「発生場所と原因を確定させ、対処したい」としています。

 いっぽう、鹿角市八幡平玉内の市の浄水場では、1日夜に濁りが確認され、1日深夜をピークに濁りの度合い、濁度の数値がわずかずつ下がっているということです。

 浄水場による川の水の調査で、濁度や、生物生体による有害、無害の調査、それに重金属系の簡易調査の3つのいずれも、3日昼の時点では問題ないということです。

 市内で田植えシーズンを迎えているなか、農業への影響が懸念されており、県が3日、市内4か所で川の水を採取し、有害物質の有無の調査を始めました。4日には結果がわかるということです。

 鹿角市八幡平の農家の男性は、「1日朝から濁りが続いているが、これまで茶色の濁りはあっても、こうして白いのは初めてだ。田んぼで水が欠かせない時期であり、影響が心配だし、周りでも不安の声が上がっている」と話していました。

米代川(左)と熊沢川の合流地点
(写真はクリックすると見られます)


岩手県八幡平市の袰部付近の兄川