求人倍率、11年ぶり1倍まで下降 鹿角の労働市場

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 鹿角市と小坂町の管内の労働市場は、求人倍率が11年ぶりに1倍ちょうどまで下がり、ハローワークでは年度末の離職者の求職活動が活発化した反動とみています。

 ハローワーク鹿角の4月末時点のまとめによりますと、企業からの求人は592人で、前の月から1人増えました。

 対して仕事を求めた人は590人で、前の月から28人と比較的に大きな増加となりました。

 これらにより、仕事を求めた人一人に対し企業からの求人が何人あったかを示す有効求人倍率は1倍ちょうどとなり、前の月から0.05ポイントダウンしました。

 この水準が1倍ちょうどまで下がったのは、11年ぶりです。

 これは、求人数が600人を下回る低い水準が続くいっぽうで、仕事を求めた人が5か月連続で増えたことが影響しています。

 ハローワークによりますと、求人は最低賃金の上昇や中東情勢の影響による雇いびかえの動きがあったいっぽう、求職者は例年同様に年度末の離職者の動きが活発だということです。

 求人倍率は11年前、平成27年4月に0.9倍だったものが、コロナ禍直前の7年前、令和元年2月までに2.21倍まで上昇傾向で続き、その後、求人、求職者双方の減少を受けて下がり続けています。

 ハローワークでは、「例年どおりの動きであれば、離職者の雇用保険受給終了に伴い求職者数がゆるやかに減少し、求人倍率も上昇していくと見込んでいるが、中東情勢や、資材の不足、価格高騰の影響が管内の事業所でも広がっていることを懸念している」としています。

 そのうえで、「今のところ雇用調整の動きまでは見られていないものの、先行きへの不安を訴える事業所が明らかに増えてきており、動向を注視している」ということです。