鹿角市の6月議会が開会し、市は八幡平地区で新たな生活交通システムを実証運行しているなか、十和田地区でもあり方について検討することを明らかにしました。
市は生活路線バスの乗客が減るなか、運行を維持するためにバス事業者を支援してきましたが、持続可能なものにしようと八幡平地区で去年10月から、既存のバス路線を再編して新たな交通体系を実証運行しています。
そこでは、循環バスと予約型乗り合いタクシーを組み合わせつつ、運行の便数や、車両の大きさなどを必要最小限にしています。
鹿角市の6月議会は会期初日の1日、本会議が行われ、行政の報告のなかで笹本市長は、八幡平地区の成果を踏まえ、新たに十和田地区でも検討することを明らかにしました。
笹本市長は、「十和田地区でも検討のためのワークショップを開く予定にしている。持続可能な地域交通を確立したい」と述べました。
市によりますと、新たな交通体系か、またはこれまでどおりバス事業者への支援がふさわしいのかも含め検討するということです。
また八幡平地区の再編と同様に、住民たちの話し合いをとおして方向性を探る方針です。
市はこの日、関連費用を計上した補正予算案を議会に提案しました。
いっぽう八幡平地区の実証運行では、予約型乗合タクシー「はちタク」の稼働率が98%と高く、また月額定期券による乗客が24%と定着も進んでいるということです。
さらに、現在は運行をタクシー会社に委託していますが、将来、運転手の確保が難しくなることを見込み、住民が自家用車で運転手を担う公共ライドシェアの導入を想定しており、今年度中に住民ドライバーの募集などを行い、来年度に一部で導入したい考えです。

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