去年、記録的な大雨で各地で被害が出た鹿角地域で、梅雨を前に、消防団員たちが水害に備えた訓練をしました。
これは、毎年、雨が多くなる時期を前に、鹿角市と小坂町の消防団が、消防本部の指導を受けながら行っているものです。
31日朝、鹿角市花輪久保田の米代川の河川敷に、鹿角市と小坂町の4つの消防団の分団からおよそ80人が集まりました。
訓練は大雨で米代川ではんらんが発生したという想定で行われ、消防団員たちが4つの種類の作業を確認しました。
参加者たちは、堤防にビニールシートを張って、壊れた場所の拡大を防ぐ作業や、堤防の水が漏れた場所に水路を設けて決壊を防ぐ作業などに、てきぱきと取り組んでいました。
また、自治会でつくる自主防災組織からおよそ20人が参加しており、一度に多くの土のうを作れる道具を使って、次々と作り出していました。
参加していた鹿角市八幡平の50代の男性団員は、「日ごろから、見まわりや側溝の土砂の撤去などを大事にしています。きょう大掛かりな作業も確認できたので、いざという時に対応できるようにしておきたい」と話していました。
鹿角管内では近年、毎年のように水害が起きていて、去年9月には小坂町藤原で過去最多、鹿角市花輪で月間の過去最多の雨が短時間に降り、住宅の床下浸水や道路の損壊などの被害が出ました。
鹿角広域消防本部警防予防課の佐藤博幸課長は、「水害は短時間に危険度が高まるため、被害が出ないうち、小さいうちから対応することが重要です。消防団と自主防災組織が連携し、地域一丸で水害から地域を守ってほしい」と話しています。








