異例の5月下旬、平日の運動会 鹿角市の小学校

異例の5月下旬、平日の運動会 鹿角市の小学校

 鹿角市の小学校で、この地域では異例の、5月下旬の平日に運動会を開く試験的な取り組みが行われました。児童たちの成長を促す狙いが込められています。

 花輪小学校は、従来の5月中旬の開催では、4月に練習しても大型連休をはさんでしまうのに対し、5月下旬の場合、連休後の練習の本格化から3週間ほど日程がもてる点に着目しました。

 ゆとりのある練習スケジュールにすることで、児童たちがていねいな練習と振り返りの時間をもち、気づきや成長につなげられるとしています。

 ただ5月下旬は学校内外で行事が多いため、試験的に平日に開催しました。関係者たちによりますと、鹿角市内の小中学校で平日の運動会の開催は雨天の延期などを除き、異例です。

 また、保護者が仕事の休みをとりづらい可能性を考慮し、ことし2月から周知するとともに、先月のPTA総会で説明しており、学校側は、「休みがとりづらいという声があるいっぽうで、理解してもらえる声もあった」としています。

 本番の28日は、しっかりと練習を重ねてきた児童たちが、短距離走やレク種目、それに花小運動会名物の応援合戦や花輪ばやしの披露に、ひたむきに取り組んでいました。

 保護者たちは広げたシートの上などで応援していて、近年の開催に携わってきた人たちからは、「保護者の数はそれほど変わらないのではないか」との声が多くありました。

 また当の保護者たちからは、「平日は休みがとりづらい。できれば週末に戻してほしい」「休みはとりづらいが、子どもたちにとっていい運動会になるのなら平日でもいい」と、両極の声が聞かれました。

 学校では、「子どもたちがゆとりをもって取り組み、気づき、成長していく時間を保障したい。今後も多くの人たちに、子どもたちの頑張りを応援してもらいたい」としています。

 学校では今後、教師、児童たちが振り返りをするとともに、保護者に対しアンケートを行うということです。

 市内の小中学校を管理する鹿角市教育委員会では、「休日、平日のどちらかを肯定するものではないが、教育効果を高めるために新たなことに模索するのは大事だ。ほかの学校の参考にもなる」としています。

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