秋田県と小坂町の意見交換が行われ、町から県に対し、ワイン用のブドウの確保への協力が求められました。
秋田県鹿角地域振興局の幹部職員と、小坂町の町長、幹部職員などおよそ20人が27日夕方、町役場に集まり、意見を交わしました。
小坂町ではブドウを栽培し、町内のワイナリーでワインに仕上げていますが、町によりますとワイン用のブドウの栽培は近年、8軒のおよそ7ヘクタールで頭打ちの状態です。
世界的なコンクールで金賞を取るなどワイナリーの技術が高まるとともに、ブランドの定着でワインの販売が伸びており、ワインを造るほど売れるのに、ブドウが足りない状態です。
いっぽう町や県によりますと、県内で小坂町以外でもワイン用のブドウを栽培している農家はありますが、県外のワイナリーに出荷しているということです。
意見交換で町側が、「県内産のブドウでワインを造れれば、県内で経済を循環できる。小坂を選択肢として示してほしい」と協力を求めました。
振興局側は、「県でもブドウを重要品目にしている。一緒に取り組みたい」と応じました。
いっぽう町中心部の観光施設や学校のそばにある川が、クマにとって身を隠したり移動したりする場所になっていると町側が指摘し、「やぶ払いの頻度を増やしてほしい」と要望しました。
また町北部へのアクセスの国道282号の矢柄平(やからたい)地区で県が建設しているミニバイパスについて町側が、「ことしの冬に大雪で国道が通行できなくなり、町北部が孤立状態になった。完成時期の見とおしを示してほしい」と求めました。
これに対し振興局側は、「予算の都合や、原油高などの影響があり、いつまでにできるとこの場では示せないが、継続的に事業を進めたい」と答えるにとどめました。

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