鹿角市は自殺対策を効果的に進めようと、専門的な知見をもつ組織と連携協定を結びました。
市は、2年前の自殺対策の計画づくりを委託していた、当時、秋田大学自殺予防総合研究センターの特任助教で、去年9月に地域自殺対策戦略機構を立ち上げた宮本翔平代表理事(32)から提案を受け、連携協定を締結しました。
宮本代表理事が専門的な知見をもつだけでなく、鹿角市の計画づくりをとおして状況を熟知していること、また機構には様々なジャンルの専門家がおり、市が対策の効果的な推進に期待しています。
協定の主な取り組みとして、年代や職種ごとの対策を機構が企画するとともに、講師を派遣し、市が実施していくことなどが想定されています。
22日に協定の締結式が行われるとともに、鹿角市尾去沢の高齢者の学習会で宮本代表理事が講師を務め、身近な人の心の不調に気づき、心を寄せている人がいることを効果的に伝えるポイントなどを説明しました。
宮本代表理事は協定について、「ほかと比べてアプローチが少ない学校教育現場と連携しやすくなったことと、計画をつくった自身が対策も進められることは大きい」としています。
そして、「鹿角市はほかの地域と比べて、だれかに迷惑をかけてはいけないと思っている子どもや大人が多い。自分や親族が悩みを抱えたら、助けを求める意識をもてるようにしたい」としています。
市でも、「だれもが孤立することなく互いに支え合い、こころの健康を大切にして暮らせるまちづくりに努める」としています。
鹿角市の年間自殺者数は、秋田県の平均と比べ多い年と少ない年があり、去年は6人でした。

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