第74回春季東北地区高校野球秋田県大会は25日、前日の継続試合となった決勝が行われ、鹿角は秋田商業に3対4で敗れました。県大会の初優勝にあと一歩届きませんでしたが、去年夏以来、2季ぶりの準優勝です。
前日の雨天による継続試合は、3対1でリードする鹿角の4回表の攻撃、1アウト、ランナー満塁の場面から再開されました。
前日に鹿角が2回、3回、4回と続けてヒットが出て、相手投手の乱調もあって、中断の直前までランナーをためる優勢だったゲームの流れは、2日めにまったく違うものになりました。
再開直後、鹿角はデッドボールによる押し出しで1点を追加しましたが、続く打者2人が打ち取られました。
また直後の4回裏、秋田商業に3連打で2点を奪われ同点に追いつかれると、6回裏にもタイムリーヒットを打たれ3対4と勝ち越されました。
この日の鹿角の攻撃は、秋田商業のアンダースローの投手を相手にノーヒットに倒れ、取られたアウト17のうち15がフライの打球でした。
しかし守備では、大会をつうじ、守りで相手の勢いを断ち切ってきたチームらしく、完投した2年、金澤煌獅(こうし)投手の粘りのピッチングと、外野からの返球でランナーを刺すなどの好守備で、相手にリードを広げさせませんでした。
試合は鹿角が3対4で敗れ、初の県大会優勝にあと一歩届きませんでした。
試合後、小林洋介監督は勝負どころについて、アンダースローの相手投手に対する打撃を挙げ、「ゴロを打とうとするな。いつもどおり、しっかり打ち切って打球を飛ばそうと指示していた。フェンスを超えなかったのが力不足」とするいっぽう、「春の大会だから、そう指示したいという思いもあった。いいデータになった」と話しました。
3年、田中大地主将は、「ピンチの場面で、全員で粘り切って抑えることもできたが、走塁ミスでチャンスをつぶしたり、ここぞの場面で一本が出ず、勝てなくて悔しい。今後も甲子園のベスト8をめざして、みんなで足りない部分を成長させたい」と意気込みました。
いっぽう、継続試合という特別な扱いのゲームでした。小林監督は、「再開直後の場面が大事だと思った。スクイズももちろん考えたが、選んだのはしっかり打つことだった。今後は効果的な攻め方を選んでいくことが大事になっていく」と話しました。
また金澤投手は、「前日もだったが、きょうも大会のなかで一番調子が良かった。打たれてもいいから、いいゾーンに投げて勝負しようと思い、実際に投げられていたから、もう少し切れがあったら抑えられていたと思う。今後も勝負球の変化球の切れと、直球の強さを高めたい」と話しています。
鹿角は去年春から今大会まで4季続けてベスト8以上に進出し、実力の高まりがうかがえます。鹿角など県内3校も出場する春季東北大会は、来月9日から青森県で開かれます。

(写真はクリックすると見られます)










