来年3月に高校を卒業予定の生徒たちの就職に関する会議が開かれ、現時点の聞き取りで県外の希望が県内を上回っていることが報告され、若い労働力の一層の不足が懸念されています。
22日、ハローワーク鹿角で開かれた会議には、地元の行政、商工会、高校の担当者など10人あまりが参加しました。
説明によりますと、管内の高校と支援学校の3年生に対する、今月15日までの聞き取りでは、就職希望者のうち県内は24人、県外は25人となっています。
県内希望率が60.9%だった昨年度の同じ時期と比べ、県内が4人少ないのに対し、県外は7人多くなっています。
管内の新規高卒者の就職先で県外が県内を上回ったのは平成20年度以来で、生徒の希望がこのままだった場合、18年ぶりとなります。
ただ当時は県内希望が県外を下回ったものの53人おり、近年の少子化と進学志向の高まりのなかで、今回の24人はその半分以下となっています。
会議で生徒たちの様子について先生や支援員からは、「コロナ禍が明けて以降、生徒の目が外に向く傾向にある」とか、「近年、スマートフォンで企業の情報が見られるようになり、一緒に見ている親が県外を提案することが多い」などの説明がありました。
会議で出席者からは、「まだ希望が変わる可能性もあり、求人票が出るまでの間にアドバイスできるといい」などの意見が出されました。
関係機関は一人でも多くの地元就職をめざし今年度も、地元企業と生徒の対話の催しや、企業を紹介する情報誌の発行、地元就職者などへの資格取得の支援などを予定しています。
ハローワーク鹿角の安藤昇所長は、「一人でも多くの若者に地元で働いてもらうことが地域経済の発展に欠かせず、促進したい」としています。
今年度も企業からの求人票の受け付けは来月1日に、学校への紹介が7月1日に始まります。また生徒の企業への推薦は9月5日に、選考の開始が9月16日に開始されます。

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