自転車を列車内に持ち込める「サイクルトレイン」の花輪線での実証実験が、3年めのことしも始まり、早速利用した人たちが列車と自転車の2つの旅を一度に楽しみました。
サイクルトレインは自転車を折りたたんだりせずそのまま列車内に持ち込んで乗車できるもので、国内の一部で、普段使いと観光の両方で導入が進んでいます。
沿線に自転車で楽しめそうなスポーツコースや魅力的な景色がある花輪線でこれを可能にして乗客を増やそうと、沿線の自治体などでつくる協議会がおととしから実証実験を続けています。
1年めは予約台数がおよそ40台、去年はおよそ50台を数えていて、3年めのことしは、利用できる区間がこれまでの岩手県八幡平市の北森駅と鹿角市の鹿角花輪駅に加え、鹿角市側が十和田南駅まで延長されました。
開始から2日めの10日、昼すぎに鹿角花輪駅に到着した上り列車には、鹿角市花輪の自宅から十和田南駅までサイクリングを楽しんだという50代の男性が乗り込みました。
男性は、「これまでに5回ほど使っていますが、車からは見られない自転車での景色と、爽快感を楽しんでいます。新しく加わった区間を早速利用しようと思い、米代川の川沿いを心地よくサイクリングできました」と話していました。
ことしの実証実験の期間と利用できる列車の本数は、去年とほぼ同じで、10月26日までの、新緑や紅葉などを楽しめる時期に設定されています。
花輪線利用促進協議会では、「新たな区間と景色を、自転車と列車の両方から楽しめるようになった。実証実験で成果を出し、花輪線の継続、利用促進につなげたい」としています。








