子どものサンショウウオ観察会 鹿角市

子どものサンショウウオ観察会 鹿角市

 子どもたちが好きな生き物、サンショウウオの観察会が鹿角市で開かれ、未来の生物学者たちがオリジナルの図鑑作りに挑戦しました。

 これは、由利本荘市を拠点にサンショウウオの調査や親しむ会を開くなどしている会と地元の図書館が開いたもので、こどもの日の5日、花輪市民センターに親子およそ30人が集まりました。

 観察用の小さい容器にサンショウウオを入れるところから体験が始まり、子どもたちは落ち葉が入ったケースや水の中から見つけ出し、そっと容器に入れていました。

 少し戸惑う母親たちの姿をよそに、子どもたちは次々とつかまえたり、手のひらにのせたりして喜んでいました。

 そして自分の席に戻り、じっくりと観察しながら、熱心にスケッチしていました。

 鹿角市花輪の小学1年の男の子は、「手が小さくて、眼がちょっと出ているところがかわいい。色の濃いところを上手に描けました」と喜んでいました。

 催しは、サンショウウオの研究をしていた大学の教員が鹿角市の図書館をつうじて地元の研究者たちとつながり、共にしてきた活動が発展したものです。

 主催した日本サンショウウオ属と人の会の菅原弘貴代表(38)によりますと、鹿角市は生息しているサンショウウオの種類、個体数ともに多く、山の豊かさや水のきれいさの表れにもなっているということです。

 6年前から飼育と資料作りを続けている、尾去沢中学校2年の藤原寛汰さんは、「えさをあげる時に、顔を上げるところが特にかわいい。サンショウウオが住める自然が守られている鹿角を誇らしく思います」と話しています。

 菅原代表は、「サンショウウオは人の生活圏の近くに生息しており、興味をもつ人が増えると種の保存につながる。こうした機会をつうじて、関心をもつ人を増やしたい」と見すえています。

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