冬の間休んでいた小坂町の観光芝居小屋の常設公演が再開し、施設ににぎわいが戻りました。
国の重要文化財の観光芝居小屋「康楽館」は、完成から116年を経た国内最古の現役の芝居小屋ですが、その現役を裏づける常設公演が毎年、春から秋まで行われています。
大型連休が本格化した2日にことしの初舞台があり、毎年足を運んでいる「ごひいきさん」や、出演者の「おっかけ」のファン、それに無料で招待された町民など、およそ200人が訪れました。
幕が開くと、大衆演劇の一座の舞踊ショーが始まりました。
そして、舞台から客席に伸びる「花道」に出演者たちが時折出るなど、康楽館お得意の、手が届くほど近い臨場感のあるショーが繰り広げられました。
続いて芝居が上演され、最近のドラマや映画でも人気のテーマ「タイムリープもの」の人情劇に、桟敷や二階席に陣取った観客たちが、涙をぬぐったり、声をあげて笑ったりしていました。
能代市から来ていた60代の女性は、「おしの役者に合えると思って、わくわくしてこの日を待っていました。夢と希望とパワーをもち帰ります」と話していました。
常設公演は根強い人気が続いていて、施設によりますと去年はおよそ1万6千人が観劇しました。
和田博美館長は、「常打ち芝居は、康楽館になくてはならないものであり続けている。来た人に感動を与えて、口コミの広がりやリピートにつなげたい」としています。








