元市議の黒澤さんに旭日小綬章 春の叙勲、鹿角関係

元市議の黒澤さんに旭日小綬章 春の叙勲、鹿角関係

 国や公共に対し功績があった人に贈られる叙勲のことし春の受章者が29日付で発表され、鹿角管内からは1人が選ばれました。

 「旭日小綬章」として、鹿角市尾去沢下モ平(しもたい)に住む、元市の議員、黒澤一夫さん、75歳が選ばれました。

 黒澤さんは市の議員を平成9年から連続7期、およそ28年間務めるとともに、議長、総務財政委員長、鹿角広域行政組合議会の議長なども担い、地方自治の発展に尽力しました。

 議員として大事にした思いは、一面だけを捉えて決めないことでした。

 象徴的な場面が、花輪小学校の建設場所の議論でした。伝統を重んじて現在地に残すよう求める地元の議員たちに対し、学校の将来と、町づくり全体のために、山の上から下ろすよう何度も訴えました。

 そうして、市全体のことを考える議員が徐々に増えていったと感じています。

 様子について黒澤さんは、「侍が多かった。信念をもっていて、曲げない。でも全体的な方向づけを決めるときは、分かったと。個人の思いがあって、立場もある。でも市のことを考えれば、そうでしょうとなる」と振り返っています。

 いっぽう、43年間、地域のために尽くした消防団の活動は、「私の財産であり、人生」と言い切り、今も続ける民謡の歌い手は、「かつての鹿角の景色、鹿角の人たちの思いが浮かんできて、心がのびのびする」と大事にしています。

 ことし春の県内の褒章、叙勲の受章者への伝達は、一部の受章者を除き、8日に県庁で行われます。

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