鹿角市がこの冬の大雪の農業被害額について、現地調査などを踏まえ算出した結果、3億円ほどにのぼったと発表しました。
鹿角市花輪ではこの冬積もった雪の深さが、これまでで最多だった11年前の130センチを超え、146センチを記録しました。
リンゴとモモの枝や幹が折れる被害が多くあり、市が関係機関とともに果樹園40か所のサンプル調査を行い、5段階の損害レベルで判定しました。
その結果、市によりますと、被害なしと、せん定で回復させられる小規模を除く、中規模以上の被害を受けた木の数は、市内すべてのリンゴとモモの木、10万5千本あまりの23%にあたる2万4千100本あまりとなりました。
これらについて、被害の規模や木の生長度などで被害額を算定したところ、およそ1億4千500万円となったということです。
大雪ではこのほか、パイプハウス63棟、畜舎や格納庫など20棟が壊れた報告があり、市によりますと農業被害の総額はおよそ3億円になったということです。
市内で近年あった、大雪による大きな農業被害は、平成26年に2億円あまりの果樹の被害がありました。
市は農家の支援策で県とともに、パイプハウスの復旧と、果樹の枝折れの拡大を防ぐ融雪剤の散布に対する補助金をすでに設けていて、申請を受付中です。
中規模以上の被害を受けた木は、修復や植え替えが必要で、市は、「6月議会には県との協調補助で補正予算を提案したい」としています。
鹿角市農業振興課では、「大きな被害と受け止めている。農家の意欲が損なわれないよう支援していきたい」としています。

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