700年以上続くと言われる獅子舞の奉納が鹿角市八幡平であり、地域の平安が祈願されました。
この「松館天満宮三台山(さんのだいさん)獅子大権現舞」は、700年以上前に、菅原道真をあがめて奉納されたのが始まりと言われ、秋田県の無形民俗文化財に指定されています。
25日、八幡平松館の菅原神社には、保存会の会員およそ20人が、修行中の山伏の姿を表す白装束を着て集まりました。
そして神殿で参拝をしたあと、境内に出て、伝統の7つの舞いを奉納しました。
そのうち権現舞では、「舞人(まいびと)」が獅子頭を高く掲げたり、獅子の歯を打ち鳴らしたりして、地域の人たちの無病息災などを願いながら舞っていました。
また、頭を獅子頭にかまれた人が力を授かるとされる儀式もあり、「健康に過ごせますように」などと唱えてもらいながら、地元の子どもなどが緊張した表情で頭を預けていました。
お参りをした地元の60代の女性は、「去年、松館しぼり大根が小ぶりのものが多かったし、今も大雪の影響で苦労しています。ことしこそ、大根がいぐおがって、いっぱい収穫できるようお祈りしました」と話していました。
保存会の似鳥吉英(よしえい)会長(71)は、「ここ数年、会員の新しい加入がないが、地域が一つになれる行事であり、しっかり続けていきたい」と話しています。
鹿角の各地の神社などで豊作を願う神事が行われていて、このあと春の農作業がいよいよ本格化していきます。

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