かづの牛の振興へ担い手確保など 鹿角市

かづの牛の振興へ担い手確保など 鹿角市

 鹿角地域のブランド牛肉「かづの牛」の生産振興に向け、鹿角市は今年度、担い手の確保策やブランドのアピールなどに取り組むことにしています。

 かづの牛は日本短角種という種類の牛で、霜降りをつくるために畜舎だけで育てる黒毛和牛に対し、放牧主体で育てるため、うま味が濃い赤身の肉に仕上がります。

 鹿角市、小坂町で古くから飼育されていますが、担い手の減少により、50年前、昭和40年代におよそ4千頭いたものが、現在は300頭あまりまで激減しています。

 いっぽう、健康食志向などを背景に近年人気で、食材にこだわる首都圏のレストランや著名な焼き肉店などの求めが増えていますが、生産が追いついていません。

 市は担い手の確保策として、国の地域おこし協力隊員の制度を活用し、都市から農家の希望者を呼び込むことにしました。

 協力隊員の活動は来年度からとし、今年度は協力隊員の業務などを体験してもらう「お試しツアー」を夏ごろに行う計画です。

 いっぽう、国のブランド保護制度「GI」に登録されるなど、価値の高い肉であることをあらためてアピールしながら出荷先を増やそうと、地元の畜産農協が行う販路開拓の支援を続けることにしています。

 高いブランド価値を広めることで、最大の課題の生産者確保にもつなげる狙いです。

 ほかに、農家が繁殖用のメス牛を購入する場合などに対する補助金も、引き続き設けています。

 鹿角市農業振興課では、「生産農家が減り、主力の担い手である畜産農協のマンパワーも不足している。農家の確保と、魅力のPRを進めることで、生産者、生産頭数を増やしていきたい」としています。

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