クマが出没した市街地で発砲を認める緊急銃猟の訓練が鹿角市で初めて行われ、市と警察、猟友会などが手順を確認しました。
緊急銃猟は、クマが現れた危険な状況で、住民の安全が確保できた場合などに限り、市町村長の判断で市街地でも猟銃で駆除ができる制度で、去年9月に導入されました。
これを取り入れた訓練が22日、鹿角市で初めて行われ、市、県、警察、猟友会などのおよそ40人が市役所の駐車場に集まりました。
はじめに緊急銃猟を行うための通行規制、住民への周知、避難誘導などの担当を決め、それぞれ実践しました。
また、現場責任者を務める市の担当課長と、今回ハンターに指名された市の鳥獣管理員2人が、環境省のガイドラインに沿ったチェックリストに記入とサインをしました。
責任者が記入したチェックリストでは、銃猟以外では適格、迅速に捕獲できない状況であるかや、住民が避難したかなどを、鳥獣管理員のチェックリストでは、銃による捕獲の経験があるかなどを、現場で、実施の直前に確認するものになっています。
さらに、緊急銃猟の直前にクマが逃げ出したケースも訓練され、体制の中止とその後の対応の協議、またハンターたちが銃を適切に納める点などが確認されました。
主催した市鳥獣被害防止対策協議会の会長で、市農地林務課の北方康博課長は、「ガバメントハンターの対応も含め、迅速、柔軟に対応できた。昨年の大量出没も見すえ、対応していく」としています。
監修した秋田県自然保護課の近藤麻実(まみ)主査は、「中止の対応も含め、すべきことを一つずつ確実に、スムーズにできていた。緊急銃猟では市民と自分たちの安全確保を確実なものとし、不安がある場合は無理に進めない判断をしてほしい」と話しています。
県によりますと緊急銃猟の制度の導入以降、県内では21日までに7回実施されています。鹿角管内での実施はありません。

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