鹿角市が医師確保対策で、将来市内に一定期間勤務した場合に返済を免除する修学資金の貸与制度で、導入から10年を経て、いよいよ1人めの赴任が実現しました。
市は中核病院で常勤医の不在の科が複数ある状態が続くなか、医師の確保をめざし、平成27年度に「医師修学資金貸与制度」をスタートさせました。
入学時に上限760万円を準備金として、さらに月額20万円の学費、生活費を6年間、支援しています。
そして初期研修の修了から10年以内に鹿角市内に医師として赴任し、6年以上勤務した場合、返済の全額を免除することにしています。
市内への赴任第一号となったのは、制度の初年度から利用をしていた男性で、6年間の在学と5年間の研修を経て、いよいよこの4月に市内の中核病院で、消化器科の常勤医となりました。
制度では昨年度までに10人の利用があり、うち8人が現時点で、将来の鹿角市での勤務を希望しているということです。
鹿角市地域医療推進室では、「10年あまりかかったが、赴任が実現しひじょうにうれしい。市民の健康を守るために活躍してほしいし、2人め、3人めの赴任も期待している」としています。
22日に市の臨時議会が開かれ、市が提案したすべての議案が可決、承認、同意されました。
医師修学資金に関しては、この年度末における実績にあわせ5人分の予算を減額した補正予算の専決処分が承認されました。
いっぽう、熱中症対策ですべての小中学校の体育館に2台ずつ配置する冷風機の購入案も可決され、市は「早急に設置したい」としています。

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