鹿角市初のデータセンターが開所式 福島に本社の会社

鹿角市初のデータセンターが開所式 福島に本社の会社

 鹿角市初のデータセンターが開所式を行い、地域の優位性を武器に、受注を進める考えです。運営する会社では、来年度に市内の鉱山跡地で、規模の大きなデータセンターを開設する計画もあります。

 ITやAIの躍進で大量のITデータが使われるなか、データの保管や計算処理を行うデータセンターの需要が高まっています。

 これを鹿角市で開設したのは、福島県に本社があり、国内各地で再生可能エネルギー事業の開発、発電、メンテナンスなどをしている会社「ビーエイブル」です。

 鹿角市は災害リスクが少なく、また都市の企業が災害時のリスク分散ができるとみて、開設場所に選びました。

 総事業費およそ5千500万円を投じ、花輪の空き施設で、建物の改修、システムの導入、空調やセキュリティーの整備などを行い、先月中旬に運用を始めました。

 稼働は無人で行い、管理は市内の事務所に常駐する技術者が、ほかの業務とあわせて担うということです。

 受注するのは、データの預かり、バックアップや、データ処理システムの提供などで、現時点では5社分ほどの容量があるということです。

 21日に鹿角市花輪のホテルで開所式が行われ、鈴内浩二副社長は、「鹿角の強固な地盤と安定した気候を最大限に生かした、信頼性の高い施設です。安心を支えるサービスを開始する」と述べました。

 市によりますと、市内でのデータセンターの開設はこれが初めてです。市は、国内外からの投資や経済の活性化につなげようと誘致を進めており、開所式で笹本市長は、「新たな価値と活力を生み出していくことを期待します」と述べました。

 会社ではさらに、市内の鉱山跡地を使った、規模の大きなデータセンターを来年度中にスタートさせる計画ももっています。

 鉱山跡地の冷風や処理水の活用で、システムの冷却で大量に必要な電力を大幅に削減できるとみるとともに、自然エネルギーの活用を受注でアピールしたい考えです。

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