鹿角市の歴史などを詳細に記した郷土史のデジタルアーカイブ化が終了し、公開が始まりました。インターネット上で見られることから、鹿角市に深くふれる人が増えることが期待されています。
鹿角市の「市史(しし)」は、市内の歴史や文化、自然などを詳細に示す資料として、昭和54年度から平成16年度までに、本編7巻と資料編34冊が作られました。
市が昨年度に1千万円あまりをかけ、市史と資料編の1万1千ページあまりをデジタルデータにして、今月1日から市のホームページ上で公開を始めました。
これまでは購入者や図書館を訪れた人などが、手元で本を広げることで見ることができていましたが、いつでも、だれでも見られるようになりました。
ただ今回公開しているのは、市史のページを撮影した画像データであって、文字データではないため、インターネットで広く利用されている検索機能からは誘導できず、今後の課題になりそうです。
今回はほかに、写真の資料の一部が、映像を拡大しても画像が荒くならない加工をして、公開されました。
また360度のパノラマ映像もあり、近代化産業遺産の「尾去沢鉱山」の坑道内、世界遺産の縄文遺跡「大湯環状列石」、それに市街地の上空から撮影した映像の、あわせて5つが初公開されました。
今回は5か年事業の1年めの取り組みで、今後も各種資料のデジタル化が計画されていて、特徴的なものでは、小学校の社会科の副読本のデジタル化により、児童が市史にもふれて学習を深められること、また文化財のデジタル周遊マップの掲載により、まち歩き観光を充実させることがめざされています。
鹿角市文化財・世界遺産課では、「国内外の研究者の活用が見込まれるほか、現地に行けない人が自宅で資料を見られるようになった。文化財をとおした、持続可能なまちづくりにつなげる事業を進める」としています。

(写真はクリックすると見られます)







