クマ誘引木の伐採補助金、3年めも申請続く 鹿角市

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 鹿角市がクマの住宅地への出没を防ごうと、クリなどの木の伐採を支援する補助金を3年めの今年度も設けていて、すでに申請が相次いでいます。

 市は住宅地にあるクリやカキがクマを引き寄せている一因だとし、不要になった木を切る場合に支援する補助金を一昨年度に設けました。

 一昨年度に43件、昨年度に137件の申請があり、あわせて千本あまりが伐採されました。

 市によりますと、専門機関が伐採前と伐採後のクマの出現率を調べたところ、木の半径50メートル以内でおよそ10分の1に減ったということです。

 補助金への市民の求めがいまだ多いことを踏まえ市は、財源にしていた基金がなくなったため補助額を引き下げたものの、3年めの今年度も200本分、500万円を予算措置しました。

 今月1日に受け付けを始めたところ、16日までに6件の申請があるということです。

 鹿角市農地林務課では、「伐採の効果をパトロールのなかで実感するとともに、切って良かった、安心したという市民の声も受けている」としています。

 そして、「クマが来ているのを放置すると、人との距離が徐々に近づき、人身事故につながってしまう。補助額は減ったものの、家の周りを見直し、支援があるうちに伐採を考えてほしい」と呼びかけています。

 この補助金は、半径およそ200メートル以内に10軒以上の住宅がある地域で、不要になったクリやカキ、ブナ、ナラなどを切る場合に、2万5千円を上限に、費用の半額が支援されています。