小坂町は、おととしにクマによる人身事故が起きた鹿角市の山林に隣接する地域について、ことしもタケノコ採りシーズン中を入山禁止にすることを決めました。
鹿角市大湯大平(おおだいら)でおととし5月、入山者が大けがをする事故が起きたことを受け、町は隣接する山林について、おととしは通年で、去年はタケノコ採りシーズン中を入山禁止としました。
そしてことしも、タケノコ採りシーズンの6月末までの入山禁止を決めました。鹿角市も同様の措置をとっています。
町の規制は、樹海ライン沿いのうち鹿角市側、東側のみですが、道路の反対側、西側も、林道を整備していないため、事故防止を目的に林道の入り口を閉鎖したままにするということです。
鳥獣被害防止に関する会議が15日に町役場で開かれ、警察や猟友会などの参加者たちに対し、協力を求めました。
町は広報やメールで入山禁止を周知するほか、期間中、警察などとともにパトロールをすることにしています。
小坂町の樹海ライン沿いはタケノコの宝庫として県内外に知られ、3年前にはおよそ4千人が入林料を支払い、タケノコ採りを楽しんでいました。
いっぽう去年、町中心部でもクマの目撃が相次いだことから、町は今年度も誘因木の伐採や、やぶの刈り払いに対する補助金を設けています。
また昨年度に導入した、町民が猟友会を間接的に支援する制度「町民鳥獣捕獲サポート隊」を今年度も設置し、近く自治会長に推薦を依頼する方針です。
小坂町観光産業課の杉原隆広課長は、「去年街なかに出たクマが、食べ物があることを学習して、近くにとどまっている。寄せ付けない対策を、町民挙げて徹底していく」としています。

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