国立公園指定70周年で大型特集 八幡平の冊子

国立公園指定70周年で大型特集 八幡平の冊子

 秋田と岩手にまたがる国立公園の八幡平の魅力を紹介する冊子が今回、国立公園指定70周年を記念した企画になっていて、指定に向けた努力などが紹介されています。

 これは市から委託された自然公園財団八幡平支部が発行している、「ぷらす1(ワン)八幡平」と題した冊子です。

 年2回の発行では毎回2ページの特集が組まれていますが、今回はことしの指定70周年を祝い、表紙を含む5ページの大規模な特集となっています。

 年表では、国立公園への指定とその後の八幡平の動きが詳細に示されていて、山小屋、温泉、スキー場の開設や、有料道路の開通などが取り上げられています。

 ユニークなエピソードをいくつも載せているのも特徴で、落馬という残念な出来事が八幡平を全国に紹介するきっかけになったこと、指定に向けた調査団への手厚い歓迎が裏目になったことなどを知り、楽しめます。

 また指定後の出来事として、登山客が大勢訪れるなかで生態系への影響が出始めたこと、自然を守るための地元の人たちの努力、近年はドラゴンアイの人気で海外から大勢が訪れていることなどが記されています。

 表紙には八幡平の顔的な存在、八幡沼を写した、昭和42年と現在の写真を並べていて、訪れる人の姿が変わっても、美しい自然が変わらずにあり続けている様子が分かります。

 編集を担当している自然公園財団八幡平支部の葛西さや香さんは、「地元の人たちの努力で八幡平が全国に伝わり、国立公園にもなったことや、豊かな森は当たり前にあるものではなく、貴重なものであることをあらためて知って、訪れてほしい」と話しています。

 冊子は1万5千部つくられ、市内の観光施設、温泉郷、公共施設などに置かれていて、自由に持ち帰ることができます。

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