海外初出品で金賞、いよいよ世界的評価 小坂町のワイナリー

海外初出品で金賞、いよいよ世界的評価 小坂町のワイナリー

 小坂町のワイナリーのワインが初めて海外のコンクールに出品され、即、金賞を受賞しました。いよいよ世界級の評価を受けるまで成長しました。

 9年前に町が設立した「小坂七滝ワイナリー」では、国内のコンクールには3年前に一度、出品し、金賞を受賞していて、2度めのコンクールはいよいよ海外、そしてワインの本場、フランスのものとなりました。

 その「フェミナリーズ世界ワインコンクール」は、いずれも女性の、ソムリエ、醸造家、ジャーナリスト、シェフなどが審査員を務めるのが特徴で、世界的にも知られています。

 114点の出品があった日本ワインの部で38点が受賞し、小坂の「ワイングランド2025」は赤ワイン部門の最高ランク、金賞を受賞しました。

 このワインは去年収穫したヤマブドウの「ワイングランド」という品種を、スタンダードな製法にこだわって醸造していて、味わいは、赤ワイン特有の渋みは穏やかで、ブドウの果実味を楽しめるものに仕上げられていました。

 9日に小坂町の観光施設で受賞の発表があり、ワイナリーを運営する「小坂まちづくり」の猿田強取締役は、「新たな出発点と捉え、より多くの皆さんに親しんでもらえるワインをつくる」と述べ、細越町長は生産者、醸造スタッフにお礼とお祝いの言葉を贈りました。

 また、およそ40年前、町と農家がブドウ栽培に初めて挑んだ時からブドウ農家を続け、今も最も多くを生産している宮舘文男さん(79)も喜びを語りました。

 宮舘さんは、「当初はうまくいかず、ブドウ栽培をやめようかとも考えたが、10年ほどして技術を確立し、収量も安定した。ヤマブドウ系を続けてきたことは間違っていなかった」と笑顔で話しました。

 二人三脚で開発に取り組んできた町観光産業課は、「ワイン用のブドウを使ったものが評価されやすいなか、ヤマブドウにこだわって世界に認められたことに高い価値がある」とするほか、「目標にしていた先進産地と肩を並べるレベルまで成長できた」と喜んでいます。

 金賞を受賞したワインは、2千800本限定で、来週にも、直売所や県内の酒販店などで、金賞のラベル付きで販売されるということです。

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