世界遺産の遺跡、11日に公開再開 鹿角市の大湯環状列石

世界遺産の遺跡、11日に公開再開 鹿角市の大湯環状列石

 世界文化遺産の鹿角市の縄文遺跡「大湯環状列石」が、11日に冬の休止が明け、公開が再開されます。市が受け入れ準備を進めるとともに、来場を誘っています。

 大湯環状列石は雪に覆われる冬の間、公開が休止されていて、ことしは11日に公開が再開されます。

 これを前に、8日から受け入れ準備が進められていて、学芸員や委託業者の人たちが、看板を覆っていたブルーシートを外したり、クマよけの電気柵を張り直したりしていました。

 大湯環状列石にある遺構のうち最大の見どころの2つの環状列石は、展示で一般的な復元ではなく、発掘した現物をそのまま公開しているため、石の位置が極めて重要です。

 このため教育委員会では雪解け後など定期的に、発掘調査の報告書を見ながら、石が発掘された時と同じように並んでいるかを再確認しているそうです。

 また日時計状の組石の中心の石は立っていて、細長いため、冬の間は雪に押されて倒れないように土のうで固定しています。

 教育委員会によりますと、遺跡を訪れた人の数は把握されていませんが、昨年度にガイダンス施設に来館した人は、前の年度並みのおよそ2万2千人でした。

 また訪れる人たちは、以前多かった、観光の合間などに来場するスタイルよりも、遺跡を見ることを目的として来る人が増えているということです。

 教育委員会では、「大湯環状列石は、発掘時の本物の石を展示していることが一番の売りです。春は遺跡に草が少ないので、石の並びを観察しやすくて、おすすめです」と来場を誘っています。

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