鹿角市内でイノシシの目撃が増えるなか、小学校のグラウンドが大規模に掘り起こされているのが見つかりました。市が人身事故を防ぐ対策を進めています。
市によりますと今月2日、尾去沢小学校から連絡を受けて現地を確認すると、グラウンドの広範囲が掘り起こされていました。
状況からイノシシが草の根や虫などを食べるために掘り起こしたとみて、センサー付きのカメラ2台を設置すると、8日まででは、二度、夜に複数が出没し、掘り起こしているところが撮影されました。
人身被害を防ぐため、捕獲用のおりが7日、通り道とみられる場所に設置されるとともに、学校側は当面の間、屋外での活動の取りやめと、登下校を保護者などの送迎とすることを決めました。
市内でのイノシシの出没は10年ほど前に始まり、目撃や農地の被害が増加傾向にあります。去年は3か所で、あわせておよそ8アールのコメの食害がありました。
ことしもすでに人の生活圏での目撃の報告が複数あり、なかには5頭程度の群れでうろついていたケースも確認されています。
市内でこれまでに人身被害の報告はありませんが、県外ではイノシシに襲われた人が死亡する事故も起きています。
鹿角市農地林務課では、「イノシシを見たら決して近づかず、驚かせないようにしながら距離をとってほしい。イノシシの姿を見ていなくても、イノシシのものとみられる掘り起こしの跡を見つけたら連絡してほしい」と呼びかけています。

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