新入社員が社会人の心得学ぶ 鹿角地域

新入社員が社会人の心得学ぶ 鹿角地域

 この春、就職した人たちが社会人の心得などを学ぶ講習会が鹿角市で開かれ、会社で必要とされる人材について受講者たちが考えました。

 7日、鹿角市花輪の鹿角総合技能センターには、鹿角市、小坂町、大館市の17の事業所から新入職員25人が集まりました。

 この2日間の講習会では、社会人の心得について考える講座や、来客、電話の応対を身に着ける実技、また労働災害や心の健康について学ぶ講義などを受けます。

 社会人の心得の講座で、講師を務めた、地元の会社の社長、田中喜昭(よしあき)さん(62)は、社会人は集団の中の個人という立場があるとし、「皆さんは会社の看板を背負っています。評価は皆さんのものだけでなく、会社の評価にもなります」と指摘しました。

 続くロールプレイで、会社から商談会に派遣されたという想定で、参加者同士で、全員と名刺交換をすることと、誕生日と血液型を示し合うことが求められました。

 すると、名刺交換の数を重視するあまり、聞き出した情報を覚えていない人が多い結果になり、田中さんは、「これは、会社に大きな損害をもたらしたことになります。仕事は成果を出すことが求められ、その一つ一つの連続です」と述べました。

 受講者たちは言葉に刺激を受けたようで、大きくうなずいたり、講師の問いかけに積極的に答えたりしていました。

 鹿角市の建設会社に入社した10代の男性は、「住み慣れた環境で仕事をしたくて、地元に就職しました。積極的に仕事に取り組める人になりたいので、当たり前のことをしっかりとやっていきたい」と話していました。

 主催した鹿角地方職業能力開発協会では、「経済の不透明感や人材不足のなか、地元企業に就職してくれた。一日も早く会社の戦力になるとともに、地元で働く良さを感じてほしい」としています。

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