秋田県の春の火災予防運動が始まり、鹿角市では大規模な山火事を想定した、実践的な訓練が初めて行われ、消防団員たちが対応を再確認しました。
運動初日の5日に行われた鹿角市消防団の訓練は、クマの対策で例年より1時間遅い午前7時に始まり、花輪の市総合運動公園に各地区の消防団員およそ200人が集まりました。
去年2月の大船渡市の大規模な山火事を教訓に、火事の現場が水を引く場所から遠い山林という、初めての設定で行われました。
川から放水場所までおよそ700メートルあり、15の分団のホースあわせて50本を一つにつなぐという内容です。
またこれまでの訓練と違い、団員たちには現場での活動の内容が事前に示されておらず、訓練が始まると、各分団が指揮本部に出向き、指示を受けました。
そしてそれぞれの持ち場に着くと、ポンプを準備するとともに、ホースをたたんで入れているかごを背負って走り、ホースを伸ばしていました。
そして出動要請からおよそ20分後、一番先のホースから水が飛び出し、担当の団員が狙いを定めて放水していました。
参加した50代の男性団員は、「どこか1か所だけでも対応が悪いと、延焼が進んでしまう状況だったので、ミスをしないように心がけた。きょうの訓練の経験は、きっと生きると思う」と話していました。
内田清隆団長(68)は、「遠距離の中継送水は、一致団結した活動が求められる。訓練で連携が図られたと思うし、見つかった課題は振り返り、出動に備える」としています。
春の火災予防運動は、「急ぐ日も、足止め火を止め、準備よし」を統一標語に、11日までの1週間、各地で訓練や呼びかけなどが行われます。

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