湖水まつり、中止せず1日開催へ 十和田湖

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 秋田と青森にまたがる十和田湖の名物イベント「湖水まつり」が、物価高騰などによる中止も選択肢にあったなか、開催日を1日に短縮し、開かれることになりました。

 これは、湖畔の事業者などでつくる実行委員会が3日に発表したものです。

 先月24日に開かれた実行委員会では、物価高騰や人手不足で運営資金の確保が極めて困難となっていることから、一時は中止も検討されたということです。

 いっぽうで、震災やコロナ禍も乗り越え、60回を続けてきた人たちの思いや、十和田湖八甲田地域の国立公園指定90周年の節目を踏まえ、開催日を例年の2日間から1日に凝縮して開くことを決めました。

 開催日は、以前から1か月前倒ししたおととし以降と同じく、観光シーズンの平準化などをねらい6月13日に決まりました。

 イベントについての詳細は今後の発表となりますが、関係者によりますと、名物の湖上での打ち上げ花火や、遊覧船のナイトクルージング、それに近年人気のバルーンランタンの打ち上げは続けられるということです。

 また近年定着している、十和田湖や湖畔で自然体験を楽しむ有料コンテンツも用意される予定で、内容は今後明らかにされます。

 実行委員会の下山政和会長は、「中止すべきという厳しい声もあるが、一度やめてしまうと復活がひじょうに難しいという懸念があった。時代の変化とともに祭りが変わることがあっても、十和田湖湖水まつりという名前は途絶えさせたくない」としています。

 そして、「指定から90年、貴重な自然の保全と利活用により、変わらず優れていながらも、気軽に楽しめる十和田湖の美しさを多くの人に知ってほしい。次なる100年へとつないでいく」と意気込んでいます。