小坂町の新たな「地域おこし協力隊」の男性2人が、県外から着任しました。
地域おこし協力隊は、地方の市町村が都市の人に移住してもらい、地域の活性化に協力してもらう、国の制度です。
一人は千葉市から来た高橋紀之さん(57)です。観光産業課に所属し、「小坂鉄道特命駅員」として小坂鉄道レールパークで車両、設備の修繕や技術の継承、情報発信などをします。
鉄道会社と連携した研究所でおよそ30年間、リニアモーターカーの走行路の研究などをしていたキャリアをもち、レールパークの寝台特急「あけぼの」の動態保存に携われるという募集に、「この上ない魅力を感じた」。そして飛びついたそうです。
高橋さんは、「乗り物に乗るのも、修理するのも、走らせるのも好きです。動かなくなった車両は全国にたくさんありますが、小坂町が動かせる状態で残していることは大きな魅力なので、上手に保存し、一人でも多くのお客を呼び込みたい」と意気込んでいます。
また宮城県大崎市から来た伊藤優(まさる)さん(59)は、町の博物館などで文化財や収蔵資料の研究や掘り起しをする「文化財調査・活用促進員」として活動していきます。
出身は大館市で、大崎市の博物館の学芸員を35年あまり務めてきたなか、町づくりに直結することや、地元の人と楽しみながらする仕事をしたいと考えていて、小坂町の保存、活用の計画にふれて、「本気度と意気込みを感じ、応募した」ということです。
伊藤さんは、「小坂は鉱山の文化などに焦点が当てられがちですが、ほかの分野も含め、身近にあって気づかないもの、埋もれてしまっている文化財がまだたくさんあると思います。光を当てて、町の人たちが誇りに思う手伝いをしていきたい」と話しています。
2人は1日付で着任しました。任期は1年度ごとの更新で、最大3年度です。
小坂町の地域おこし協力隊はほかに、「明治百年プロデューサー」の男性が2年めを迎え、また空き家の利活用と移住定住促進の活動をする「小坂リビングクリエイター」と、ブドウの栽培とワインの醸造を手掛ける協力隊員1人ずつを募集しています。

伊藤さん(中央)と高橋さん(右)
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