鹿角市の「地域おこし協力隊」の隊員が任期を終え、市長に活動を報告しました。今後も市内に定住し、特産品開発に挑戦する考えです。
鹿角市は、移住者の呼び込みに当事者の視点を生かそうと、国の「地域おこし協力隊」の制度を使って、市外から移住した人を「移住コンシェルジュ」に起用しています。
その12人めとなった東京都東村山市出身の佐原悠太(さわら・ゆうた)さん、49歳が、1年ごとに更新する任期を【今月・先月】いっぱいで終えました。
協力隊員だった2年間は、移住者の呼び込みや相談業務にあたり、得意の動画編集でも力を発揮していました。
30日は任期終了の報告で笹本市長のもとを訪れ、「移住ブームのあとのコロナ禍を経て、住む場所を選ばずに働けるようになっており、追い風のなかで仕事をできていた。鹿角市は、まだ伸びる余地があると思う」と話しました。
また偶然声を掛けられ、始めた市民劇団の活動で自身の人脈が広がった成果を挙げ、「移住者が地域のコミュニティーに入るのはハードルが高いが、演劇や吹奏楽など趣味の場から入っていくのも有効だと思う」と指摘しました。
国内ではまだ未開発のブルーコーンを特産化する構想をもって鹿角に来ており、協力隊員の任期をもう一年続ける選択肢もありましたが、準備が整ったということです。
佐原さんは、「鹿角はブルーコーンの栽培に適した環境だし、ブルーコーンをクマが好まないという特性も、クマが多く出没している今、役立ちそうだ。新しい名物をつくり、鹿角の発展にもつなげたい」と意気込んでいます。
協力隊は任期終了後の定住もねらった事業ながら、全国的に実現が課題になっていますが、市によりますと、佐原さんまでの移住コンシェルジュの退任者12人のうち7人が定住につながったということです。

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