鹿角市の第三セクターの再エネ電力会社が事務所を移転させ、順調な業務に対応する態勢を整えるとともに、消費者との距離を縮めたい考えです。
この会社「かづのパワー」は、地元の再生可能エネルギーで発電された電気を供給する「電気の地産地消」を進めようと、市などが7年前に立ち上げたものです。
市がめざす2030年までのゼロカーボンの実現で大きな推進役を担うとともに、安く電気を販売して人や企業を呼び込む、地域活性化の役割も期待されています。
6年前に売電を始め、公共施設に加え、3年前からは民間への供給も進めていて、会社によりますと販売先は住宅、事業所など500か所ほどまで増えています。
そうした順調な業績への対応と、電力の受給管理システムなどに高度なセキュリティーが必要と考え、事務所を移転させました。
事務所はこれまでの市の施設の一部屋だけから、事務室や会議室、駐車スペースなどがある貸事務所一軒に広がりました。
また事務室内には応接スペースもあり、顧客にも電気料金の相談などで使ってもらいたい考えです。
前原充宏取締役(59)は、「かづのパワーは安価な電気を提供して、皆さんに喜んでもらうための会社です。電気の使い方にあわせたメニューの提案などもできるので、新しい事務所に気軽に立ち寄ってください」と話しています。
新しい事務所は花輪小深田にあり、1日から運用を本格化します。
これを前に30日、トークイベントなどが行われました。最近の中東情勢が電気料金に及ぼす影響について前原取締役は、「電気料金はガソリンと違い様々な要素で決まるため、6月ごろまでは心配はなく、7月以降は今後の情勢次第です」と話しています。

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